慢性外耳炎と診断され、かゆみや再発を繰り返していたり、点耳薬を常備薬として処方されているオーナー様は意外と多いのではないでしょうか?
今回は、慢性外耳炎と診断されたわんちゃんのお話です。
慢性外耳炎と診断され、点耳薬を処方されていたが再発を繰り返しているという相談でした。耳の洗浄後、耳の奥をのぞいていくと耳道の中が黒っぽくぷつぷつと耳垢腺が腫れていて耳道も狭くなっています。鼓膜周辺も、耳垢がびっちりと詰まってました。
治療方針を説明して定期的に通院してもらいながら、その子その子にあった治療を実施していきます。
治療後の写真
耳道内の耳垢腺の腫れもなくなり、耳道も広くなりました。鼓膜もきれいに観察することができるようになりとても良い状態になりました。
今後は、定期的に観察させていただき徐々に通院間隔を伸ばしていきます。
犬の外耳炎はいったんこじれてしまうと、通院回数もおおくなり、長期間治療するケースも多いです。また、慢性的に痒みや痛みを感じているため、治療を嫌がるようになってきます。できるだけ、早期に発見ししっかりと落ち着かせることがとても大切です。
〜〜〜こんな症状がみられたら、お早めに相談を!〜〜〜
□耳が痒い
□耳を擦り付けている
□耳が臭い
□耳垢が多い
□耳が赤い
□耳の周りが、脱毛や毛玉がある
□慢性外耳炎と言われている
□洗浄液や点耳液を常備している
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