犬や猫の歯石?歯周病?様子を見ても大丈夫?犬猫でも定期的な歯のクリーニングはとても大切です。

春の予防シーズンも中盤となりました。狂犬病の予防接種はお済みですか?
狂犬病注射は、6月までに接種を終わらせることが法律で義務付けられています。まだ予防がお済みでない方は忘れずに接種していただきますようお願いいたします。
春の予防シーズンに合わせて当医院では、毎年フィラリア予防に来ていただいているオーナー様向けに身体検査を必ず行っています。その中に、歯石や歯垢の付き具合や歯周病など歯の状態についても毎年必ず状態をお知らせしています。
今回は、予防に来ていただいたわんちゃんのお話です。

身体検査時に、奥歯の歯のグラつきと歯周病が見られたため後日、麻酔をかけての歯石取りと歯科検診を実施しました。
麻酔をかけた直後の写真です。ぱっと見るとそんなに歯石もついてないし結構きれいではないか?と思うオーナー様も多いのではないかと思います。
よーく見ると、一番奥の歯に出血があり、犬歯周囲に歯垢が歯茎周りについています。
拡大してみると、上のような状態です。どちらの歯も、力を加えると歯がぐらつき歯茎の中から歯垢がにゅるにゅるとたくさんでてきます。
歯のレントゲンを撮ってみると、
奥歯の方は、歯槽骨が炎症により骨が溶けています。犬歯は、乳犬歯が折れて残根が残り、内歯瘻(歯茎に穴が空いている)と口鼻瘻管(口から鼻に穴が空いた状態)が確認されました。
残す治療は難しいため、今回はどちらも抜歯を行います。
ぱっとみて、歯が白いから問題ないわけではありません。意外と重症化している場合も多々あります。歯石だけではなく口臭や歯垢のつき具合、歯や歯茎の状態などいろいろ確認をしながら歯石取りが必要か?麻酔をかけての歯科検診や歯の治療を実施しています。きれいだから大丈夫と言われたけど、本当に大丈夫か不安だと思われた際にはお気軽にご相談ください。

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●こんな症状が見られたら、すぐにご相談・ご来院ください。
□よだれが多い、口の中がネバネバしている
□口の中が臭い
□歯石がついている
□歯茎が赤い
□口の中が出血している
□最近、歯が伸びたきがする
□歯がぐらついている
□食欲がおちてきた
□硬いものを噛まなくなった(食べなくなった)
□口を触ると嫌がるようになった

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