お盆期間、全日休診になります

お盆期間の13〜16日、午前診寮の予定でしたが全日休診に変更させて頂きます。

 

また、電話対応、フードの販売や内服薬の処方も行なっておりませんので確認をよろしくお願い致します。

 

ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。


☆6月〜8月の休診のお知らせ☆

 

6月から8月までの休診の予定が確定しましたのでお知らせいたします。確認を宜しくお願いいたします。

 

6月24日(日) 午後休診

7月16日(月) 全日休診

8月 5日(日) 全日休診

8月13日(月) 午後休診

8月14日(火) 午後休診

8月15日(水) 午後休診

天気の悪い日が続いていますが、皆様体調を崩されないようにお気をつけてください♪( ´▽`)


大きな耳垢(耳垢栓塞):なかなか治らない犬の外耳炎は、耳の奥深くに原因があるかもしれません。

犬の外耳炎がなかなか治らない場合は、耳の奥に原因を除去しきれていないことが多いです。
今回は、耳垢栓塞のお話です。

■巨大な耳垢が、耳道と鼓膜を圧迫していたケース

一ヶ月ほど前から、耳を痒がっているということで来院されたRくん。
耳の中を確認するために、ビデオオトスコープ(VOS)で観察したところ、鼓膜近くに大きな耳垢が観察されました。耳洗浄を行い、大きな耳垢を除去しました。
大きな耳垢に押されていたようで、鼓膜が真っ赤に腫れています。
この大きな耳垢を除去後に観察すると、落下した毛と耳垢が混ざったものでした。
耳道内に落ちてしまった体表の毛に耳の分泌物が付着して大きな耳垢を形成してしまい、鼓膜を刺激して違和感や痛みを引き起こしたのではないかと思われます。

■耳の中に入りやすい異物としては、
 ①耳周囲の毛(カット犬種は、トリミング時にカットした毛)
 ②トリミング時のイヤーパウダー
 ③散歩時の植物の種や砂など

上に書いたものが、耳の病気の診察時に遭遇することが多いです。

■自宅での耳掃除が原因の場合もあります。
 耳が汚れているため、綿棒やティッシュなどでの耳掃除をしてあげたのですが、耳垢を奥に押し込んでしまい作られてしまうこともあります。

そのままにしておくとかゆみの症状が治まらなかったり、ひどい時は鼓膜を破ってしまい中耳炎や内耳炎などの原因になってしまう場合もあります。なかなかなおらない外耳炎や耳のかゆみのある時は一度耳の奥をチェックしてみることをお勧めします。


着々とサマーカットのご予約が始まっております★

 

当院初トリミングにいらしてくださった秀喜ちゃん♪♪

夏仕様にすっきりサマーカットさせて

いただきました( ´ ▽ ` )ノ★

元々はお顔周りもふんわり毛がある子ですが

可愛くまん丸お顔にイメージチェンジです!!

いつもトリミングにきてくださるマルチーズの

マルちゃんと同じおうちの子です♪♪

またお待ちしております(^_^)☆


脾臓腫瘍 シニア期から多い病気です。なんとなく食欲がない、元気がない は、年齢のせいだけではないかもしれません。

脾臓の腫瘍は『なんとなく』が多い病気であり、『急に』も多い病気です。

初期の症状は『なんとなく食欲がない、元気がない』などであり、それを心配されて来院されることが多いです。

お腹を痛がる や、吐いている といった症状から脾臓腫瘍を見つける場合もあります。

ひどい時には、ふらついている(立てない)、急に倒れたなど、腫瘍が破裂してしまい、お腹の中に出血してしまい、貧血の症状が出てしまうことで来院される場合もあります。

脾臓の腫瘤は、血腫や過形成性結節と診断された場合は良性の腫瘤のため、手術による摘出後の予後は良好です。

すべての脾臓の腫瘤の1/3〜2/3は悪性腫瘍とも言われています。悪性腫瘍と診断された場合、抗ガン剤などでの積極的な治療もご提示しますが、これらの治療を行ったとしても、完治させることはできません。

しかし、良性の腫瘤であっても徐々に大きくなることが多く、悪性腫瘍で完治しないからとそのままにしておいていいわけではありません。

これは、破裂して大量出血を起こす可能性のある時限爆弾をお腹の中に常に抱えているような状態のため、少しでも早く手術で摘出することをお勧めしています。

以下は、最近来院された脾臓の腫瘤があった4頭のわんちゃん、ねこちゃんについてです。

 

元気、食欲がなくなったため来院されたBちゃん(わんちゃん・15歳)。

お腹の中に大きな出来物がみつかり、レントゲン検査とエコー検査で脾臓の腫瘤がみつかり、脾臓摘出の手術を行いました。

この子の腫瘤は病理検査で、『脂肪肉腫』と診断されました。

今後は、抗がん剤などでの治療になります。

 

同じように元気、食欲がなくなったとのことで来院されたAちゃん(わんちゃん・14歳)とKちゃん(わんちゃん・10歳)も、エコー検査で脾臓の大きな腫瘤がみつかりました。

Bちゃんと同じように脾臓摘出の手術を行い、病理検査に出したところ、結果は、『脾臓の血腫』という診断で、良性でした。

Aちゃん、Kちゃんの場合は、体調が戻れば、この治療は終了になります。

 

また、ネコちゃん(Kちゃん・8歳)でも同じような症状で脾臓の腫瘤がみつかり、脾臓摘出手術を行い、病理検査で『血管肉腫』と診断された子もいます(わんちゃんで多く、ネコちゃんでは稀な腫瘍です)。

この腫瘍は、わんちゃんの場合は抗がん剤での治療になりますが、ネコちゃんではまだ有効な治療法は確立されていません。

 

健康診断をした子で、脾臓に小さな腫瘤が見つかる子も少なくありません。

その場合は、その腫瘤に針を刺して細胞を取って検査(針生検)を行ったり、定期的なエコー検査をお勧めしています。針生検で良性の場合でも、大きくなってくるなら脾臓摘出をご相談していくようになります。もし、悪性の疑いがあったり、悪性腫瘍と診断された場合は、早めの手術をお勧めすることが多いです。

 

早期に発見することで、具合が悪くなる前に対応することが可能です‼︎

そのためにも、8歳以下の子は1年に1回、8歳以上の子は1年に2回の定期的な健康診断をしましょう。

当院の健康診断は、『お気軽コース』『しっかりコース』と2つのプランをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。